胸部の痛み

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胸部の痛みについて

胸部の痛みについて

胸に痛みを感じると、心臓や肺の病気ではないかと不安になる方が多いのではないでしょうか?しかし、内科で検査を受けても異常が見つからなかったという場合、肋骨や胸椎、胸まわりの筋肉や軟骨といった運動器に原因が潜んでいるケースが少なくありません。整形外科の視点で調べることで痛みの原因が明らかになることがあります。

胸部の痛みで考えられる疾患

肋骨の骨折

転倒や胸部への衝突だけではなく、激しい咳やくしゃみの繰り返しでも起こりうる骨折です。深呼吸や寝返り、体をひねる動きのたびに鋭い痛みが走ります。骨粗鬆症のある方はわずかな衝撃でも肋骨を損傷する場合があるため、特に注意が必要です。

肋軟骨炎(ティーツェ病)

肋骨と胸骨を結ぶ軟骨の部分に炎症が生じて、胸の前面に局所的な痛みと腫れが現れる疾患です。心臓の痛みと紛らわしい位置に症状が出るため、強い不安を感じて来院される方も少なくありません。過度な運動や長引く咳がきっかけになることがありますが、明確な原因がわからない場合もあります。

肋間神経痛

肋骨の間を走る神経が刺激を受けて、胸や脇腹にピリッとした鋭い痛みが走る状態です。深く息を吸い込んだ時や体をひねった瞬間に痛みが増すのが特徴です。帯状疱疹の前触れとして現れることもあるため、痛みとともに皮膚に発疹が出てきた場合は早めにお知らせください。

胸椎の圧迫骨折

骨粗鬆症で骨がもろくなった方に起こりやすい骨折で、背骨の胸椎部分がつぶれるように変形します。背中側に痛みを感じることが多いですが、痛みが胸の方に回ってくることもあります。

筋・筋膜性疼痛

胸まわりの筋肉や筋膜が過度に緊張して痛みが生じている状態です。長時間の前かがみ姿勢やデスクワーク、精神的なストレスが引き金になることがあります。特定の場所を押すと強い痛みが生じるのが特徴です(圧痛点)。

胸部の痛みの検査と診断

内科疾患との鑑別が重要

胸の痛みではまず、心臓や肺に起因するものではないかの確認が欠かせません。当院では心電図や胸部レントゲンの検査環境を備えており、一次的なスクリーニングに対応しています。内科的な精密検査が必要と判断した場合は、専門の医療機関へ速やかにご紹介いたします。

整形外科としての検査

レントゲンで肋骨の骨折や胸椎の変形がないかを確認して、エコーで軟部組織の状態を評価します。痛みの位置や性質、呼吸や動作との関連を問診で丁寧に把握した上で、整形外科領域の原因を絞り込んでいきます。

治療からリハビリまでの流れ

都島区・京橋・野江のさいじょうクリニックでは、胸部の痛みに対して原因ごとに適した治療を組み立てています。

投薬と安静による対応

消炎鎮痛剤や湿布薬で痛みを和らげます。肋骨骨折の場合はバストバンド(胸部固定帯)を装着して、骨がつながるまでの間、患部を安定させます。鎮痛剤との相性が良くない方には漢方薬による痛みの緩和も選択肢となります。

リハビリと生活指導

痛みが落ち着いてきた段階で、呼吸法の指導や姿勢の見直しを行います。筋・筋膜性の痛みに対しては低周波やホットパックを用いた物理療法に加えて、肩甲骨まわりのストレッチが効果的な場合があります。胸の痛みが気になっている方は、内科で異常がなかった場合もお気軽にご相談ください。

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