疼痛

疼痛(とうつう)とは?

疼痛(とうつう)とは?

痛みは体が発する警告のサインです。怪我や炎症が起きた時に感じる痛みは、体を守るための正常な反応と言えます。

しかし、原因となった怪我や病気が治った後も痛みだけが残り続ける場合や、検査をしても原因がはっきりしない場合があります。痛みの背景には、炎症や神経の問題だけではなく、筋肉の緊張、血行不良、心理的な要因などが複合的に絡み合っていることも珍しくありません。

急性の痛みと慢性の痛み

急性の痛みは、骨折や捻挫、炎症など原因が比較的はっきりしており、原因の回復とともに和らいでいくのが一般的です。一方、3ヶ月以上にわたって続く痛みは慢性疼痛と呼ばれ、痛みそのものが治療の対象となります。慢性の痛みは日常生活の質を大きく左右するため、我慢を続けるのではなく、早めに対応を始めることが大切です。

痛み止めが効かない時は

鎮痛剤を飲んでいるのに痛みが和らがない。そのような経験をされている方にお伝えしたいのは、痛み止めが効かないからといって治療法がないわけではないということです。痛みの原因に対して薬の種類が合っていない、あるいは薬だけでは対処しきれない要因が痛みを持続させている可能性があります。

痛みが長引く背景

レントゲンや血液検査で異常が見つからないのに痛みが続くようなケースでは、冷えや血行不良、筋肉の過度な緊張、長年の姿勢の偏りなど、通常の検査では捉えにくい要因が背景に潜んでいることがあります。痛みの原因を一つに絞り込めないからこそ、複数の視点からアプローチすることが重要です。

患者様の声に耳を傾ける診療

痛みの診療において、当院が特に大切にしているのは問診の時間です。痛みの感じ方は患者様お一人おひとりで異なります。

いつ、どこが、どのように痛むのか。どんな動作で悪化するのか。日常生活の中で何に困っているのか。こうした情報は画像や数値には表れませんが、痛みの原因を探る上で欠かせない手がかりです。検査の結果だけではなく、患者様から直接伺ったお話を重ねていくことで、痛みの全体像が見えてきます。

疼痛の検査と診断

画像検査で器質的な原因を確認

レントゲンで骨や関節の状態を確認して、超音波(エコー)検査で筋肉や靭帯など軟部組織の異常がないかを評価します。痛みを引き起こしている構造上の問題がないかどうか、まずは画像で確認することが診断の出発点です。

問診と検査を組み合わせた判断

画像検査で明らかな異常が見つからない場合でも、それだけで原因不明と結論づけることはありません。問診で得られた情報と各種検査の結果を照らし合わせて、痛みの原因を多角的に探っていきます。必要に応じて血液検査を追加するなど、段階を踏みながら診断を進めます。

患者様からの情報提供も大切

痛みの診断は、検査だけで完結するものではありません。いつから痛むのか、どのような動作で悪化するのか、一日の中で痛みに波があるかなど、患者様ご自身が感じている情報は、画像や数値と同じくらい重要な手がかりです。

些細に思えることでも、気になることは診察の際に遠慮なくお伝えください。患者様からの情報提供は、正確な診断の鍵にもなります。

治療からリハビリまでの流れ

都島区・京橋・野江のさいじょうクリニックでは、整形外科専門医と漢方専門医の両方の視点から、痛みの原因にアプローチします。鎮痛剤の処方だけにとどまらず、患者様の体質や生活背景を踏まえた多角的な治療を組み立てていきます。

リハビリによる痛みへの対応

低周波治療や超音波治療、ホットパックなどの物理療法は、血行を促進して筋肉の緊張を和らげる効果が期待できます。さらに、痛みをかばうことで生じた姿勢の崩れや動きの癖を修正するための運動療法も重要です。

当院には理学療法士や柔道整復師など複数の専門スタッフが在籍しており、患者様の痛みの状態に応じた個別のリハビリを行っています。

漢方を用いた痛みの治療

鎮痛剤が効きにくい痛みの中には、冷えや血行不良が深く関わっているものがあります。例えば、冷えによって悪化する痛みに対して消炎鎮痛剤を服用すると、かえって体を冷やしてしまって逆効果になることがあります。このような場合には、体を温める作用のある漢方薬の方が理にかなっています。当院の院長は漢方専門医の資格を持っており、痛みの性質や体質を見極めた上で、西洋薬と漢方薬を使い分けながら治療を進めます。

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