手・指の痛み

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手・指の痛みについて

手・指の痛みについて

箸を持つ、ボタンをとめる、ペットボトルのふたを開けるなど、手や指は一日の中で数えきれないほどの動作に関わっています。それだけに、痛みやしびれ、動かしにくさが生じると、生活への影響は想像以上に大きなものになります。

手指のトラブルは使いすぎによる腱鞘炎から、関節の変形、神経の圧迫まで原因が幅広く、中には関節リウマチの初期症状として手指に最初の変化が現れるケースもあります。指の腫れやこわばりが続いている方は、早めに整形外科で状態を確認されることをおすすめします。

手・指の痛みで考えられる疾患

腱鞘炎(ドゥケルバン腱鞘炎)

手首の親指側に痛みと腫れが現れる疾患で、親指を動かす動作のたびに症状が強まります。スマートフォンの長時間操作や家事、育児など、手を繰り返し使う生活習慣が発症に深く関わっています。なお、産後の女性はホルモンバランスの変化と育児動作の負担が重なり、特に発症しやすい傾向があります。

ばね指(弾発指)

指の付け根にある腱鞘に炎症が生じて厚くなり、腱の滑りが悪くなる疾患です。指を伸ばそうとするとカクンと弾けるように動いたり、曲がったまま戻らなくなったりすることがあります。朝方に症状が強まりやすく、中高年の女性に多く見られます。使用頻度の高い中指や薬指に発症するケースが目立ちます。

関節リウマチの初期症状

手指の複数の関節が左右対称に腫れる、朝起きた時に手がこわばって握りにくい症状が数週間~数ヶ月にわたって続いている場合は、関節リウマチの可能性があります。関節リウマチは早い段階で治療を開始することが極めて重要な疾患です。当院の院長はリウマチ専門医であり、血液検査を含めた精密な診断を行っています。

手根管症候群

手首の内側を通る手根管というトンネル状の構造の中で正中神経が圧迫されて、親指から薬指にかけてしびれや痛みが出る疾患です。夜間から明け方にかけてしびれが強まるのが典型的な症状です。進行すると親指の付け根の筋肉がやせて、ものをつまんだり握ったりする力が弱くなることがあります。

突き指・マレットフィンガー

ボールを受け損ねた時や、物に指先をぶつけた際の衝撃で、靭帯や腱が損傷した状態です。突き指は軽く見られがちですが、指を伸ばす腱が断裂している場合には指先が曲がったまま伸びなくなることがあります(マレットフィンガー)。そのまま放置すると変形が定着してしまうため、指を突いた後に腫れや伸ばしにくさがある場合は早めに受診してください。

手首の骨折(橈骨遠位端骨折)

手首の骨(橈骨)の先端が折れた状態で、転倒時にとっさに手をついた際などで起こりやすいです。手首の強い痛みと腫れが見られます。骨粗鬆症で骨がもろくなっているご高齢の方に起こりやすい一方で、スポーツ中の転倒で若い世代にも発生することがあります。

ガングリオン

手首や指の関節付近に、ゼリー状の液体を含んだ袋ができる良性の腫瘤です。大きさは米粒ほどの小さなものからピンポン玉大のものまで様々で、痛みを伴わないことも多くあります。ただし、神経の近くに発生した場合には痛みやしびれの原因となるため、気になる膨らみを見つけた際はご相談ください。

手・指の痛みの検査と診断

問診と手指の機能評価

痛みやしびれがどの指のどの部分に出ているか、いつ頃から気になり始めたか、仕事や趣味で手をどのように使っているかなどを詳しくお聞きします。握力の測定やつまむ動作の確認、腱鞘炎やばね指に特有の誘発テストなど、手指に特化した身体検査を通じて疾患の候補を絞り込んでいきます。

画像検査と血液検査

レントゲンで骨や関節の変形・骨折の有無を確認して、エコーで腱鞘の炎症やガングリオンの状態を評価します。関節リウマチが疑われる場合には、リウマチ因子や抗 CCP 抗体、炎症マーカーなどの血液検査もあわせて実施します。

さらに詳しい評価として MRI が必要と判断した場合には、撮影可能な近隣の医療機関をご紹介いたします。

治療からリハビリまでの流れ

都島区・京橋・野江のさいじょうクリニックでは、手指の疾患に対して投薬・注射・装具・リハビリを組み合わせた治療を行っています。

投薬・注射・装具療法

消炎鎮痛剤の内服や外用薬に加えて、腱鞘炎やばね指に対しては腱鞘内への注射が有効な場合があります。また、患部の安静を保つ必要がある場合は、サポーターやスプリント(固定装具)を用います。鎮痛剤との相性が良くない方には、漢方薬による対応も選択肢の一つです。

リハビリと日常生活の工夫

手や指は完全に使わずに過ごすことが難しい部位です。そのため、負担をかけにくい動かし方を身につけることが治療において大きな意味を持ちます。当院の理学療法士が、手指のストレッチや筋力訓練に加えて、道具の持ち方や力の入れ方の工夫など、日々の生活に取り入れやすい方法をお伝えしています。手や指の症状にお困りの方は、お気軽にご相談ください。

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